木製家具についた油汚れや手垢。キッチン周りやよく使うほど、時が経てばたつほど「こんなに?汚れてたの?」と思うほど汚れが目立ってきます。できればこれから先も愛着を持って扱って行く為にも早めにお手入れしたいところ。
ですが、木製家具についた油汚れや手垢などの汚れのお手入れってどのようにすればいいのか?迷っちゃいますよね。相手が木だけに悩んでしまうお手入れ方法。ここでは福岡県久留米市のオーダー家具専門店、廣重工作所から木製家具についた油汚れや手垢汚れの正しいお手入れをご紹介します。
正しいお手入れ方法
油汚れや手垢汚れもそうですが、家具のお手入れは基本的にカラ拭きです。油汚れや手垢でも面倒ですが、できればカラ拭きを第1にまずはお手入れを行ってください。
木製家具についた、頑固な油汚れは洗剤というイメージがありがちですが、洗剤等を使って家具をお手入れすると
- 塗装を剥がし部分的にムラが生じたり
- 家具の表面にシミがついたり
します。どんなに油汚れがついていても木製家具に洗剤(酸性、アルカリ性)でお手入れしないようにしてください。もし油汚れや手垢がカラ拭きでお手入れできない場合は第2のお手入れ方法に移っていきます。ただ第2のお手入れにうつっても最後に行うのはカラ拭きです。木製家具のお手入れ=カラ拭き!常にこれはセットとして覚えておきましょう。
油汚れの場合
キッチン周りの食器棚やカップボード等が油汚れになった時のお手入れをご紹介します。キッチン周りの油汚れはカラ拭きでは中々落ちにくいので第1段階は布に水をつけて水拭きを行います。
これで木製家具の汚れが落ちる場合は、後はカラ拭きして終わりになりますが、もし落ちない場合は中性洗剤を200倍程度に薄めて水拭きを行ってください。油汚れがふき取れたら水拭きと同じように最後はカラ拭きをし、乾燥させます。
木製家具の油汚れの場合は、採集手段に中性洗剤になりますが、その他のお手入れ方法として
- 木製家具用の洗剤
- 重曹スプレー(500ccの水に大さじ2杯ほど)
等があります。どのお手入れ方法にしても最後は水気が残らないようにカラ拭き!これだけは忘れないようにしておきましょう。
手垢の場合
木製家具によく見られる手垢の場合も油汚れと同じお手入れで問題ありません。ただ木製でない部分(金具など)のポイントは木製に触れない点では洗剤などを用いてもよいといえます。ただし木製家具と同じようにカラ拭きは行ってください。
木製家具についた油汚れや手垢汚れのお手入れの順番をレベル別にざっくりまとめと
- カラ拭き
- 水拭き
- 中性洗剤水拭き
になります。水や洗剤を使う場合は、水気を乾かないうちにカラ拭きをすることは絶対ですので覚えておいてくださいね。木製家具に付いた油汚れも手垢汚れも頑固になる前にお手入れすることが肝心です。定期的に汚れをチェックしながら汚れが頑固になる前にお手入れを心がけましょう。
木製家具は素材がもつ性質は半永久的に失われれることはありません。水を含めば膨張しますし、使えば使うほど色合いも変化していきます。使えば使うほど味わい深いその変化を楽しみながら愛着をもって扱っていきましょう。この家具を次世代に受け継ぐ!そんな心意気で扱うことをおすすめします。
ちなみに木製家具ではなくフローリングの油汚れの場合は、熱めお湯などで対処していきます。木製家具同様にこちらも洗剤はNGですので定期的にお手入れを行っていきましょう。油汚れを落としたら仕上げに油汚れ防止の為にワックスをかけておく便利です。木製家具もフローリングも木を扱うモノを長く扱っていく場合は定期的なお手入れが大事だということを覚えておいてくださいね。