日本人ならでは畳を用いたお部屋和室。どこか懐かしく、また和む雰囲気は日本人独特の感性ではありますが、和室に家具を配置するとなると
- 畳の傷み
- 湿気によるカビ
- 虫
等、様々な点で悩んでしまいますよね。洋風のお部屋と違い、何かと悩む和室ですが、家具を配置する場合、どのような配置方法がおすすめなのでしょうか。ここでは福岡県久留米市でオーダー家具を専門とする廣重工作所から和室に家具を配置するときのポイントをまとめてご紹介します。
和室の家具配置について
多数あるお部屋の中でも何かと家具の配置を考えてしまう和室。洋風のお部屋になるフローリング(床)と違い、畳だからこそつい家具を配置する時、
- 傷み
- 湿気によるカビ
等を気にしてしまいがちですが、和室に家具を配置する場合、まずこれらの心配を考える必要はありません。畳には元々、
- 調湿効果
- 清浄効果
- 断熱効果
等の様々な効果がある為、家具を配置しても特に気にすることなくお使い頂けます。ただし家具の重み(脚物)により、畳自体に跡が残り、畳が傷む場合もございます。
そのため、もし重量がある家具、また脚物の家具を配置する場合、畳に跡を残したくない場合は、脚元や家具の下にベニヤや新聞紙等を敷いて対処していきましょう。上記のような対処法を行うことで畳を傷めずに家具を安心してお使い頂くことができます。
和室におすすめの家具の配置3つ
ここでは和室に家具を配置する場合、和室に溶け込む家具配置方法をご紹介します。何かと家具の配置が難しい和室ですが、下記のポイントをおさえて上手に配置してみてくださいね。
その1.背の低い家具を置く
和室に家具を配置する場合、1番おさえて置きたいのが低い家具を置くということです。畳を利用した和室は、本来「座」をメインとしたお部屋の構成になっています。和室のお部屋の大きさは住まいにより様々ですが、家具をおく場合は「座」目線で使える背の低い家具を選ぶようにしましょう。
- ローボード
- ローテーブル
- ローソファ
等、背が低い家具を配置することで圧迫感のない落ち着いたお部屋をつくることが可能です。
その2.家具は小さめのサイズを置く
和室の大きさにもよりますが、家具は大き目の家具より小さめ家具を配置することをおすすめします。キッチンやリビング等のお部屋は2~4人を意識した大きめの家具を配置しますが、和室の場合は2人を意識して小さめの家具を配置していきましょう。
小さめの家具を置くことで空間を圧迫せず、また模様替えに特化したコーディネートができるので季節にあわせてお部屋作りを楽しんでみてくださいね。
その3.デッドスペースを有効活用
和室に家具を配置すると何かとお部屋の角等に無駄な空間(デッドスペース)が生まれがちです。もしこれらのデッドスペースを活かしたい場合は
- コーナーテレビ台
- コーナーソファ
等を使用し、上手く空間を利用していきましょう。完全固定を考える場合やデッドスペースの利用についてはオーダー家具の検討も考えても良いと思います。和室が持つ和の雰囲気を壊さず、リラックスして過ごす為にも家具のサイズやデザインにこだわり、自分だけの快適空間を描いてみてくださいね。
ライフスタイルの多様化により、和室の数は年々減少しておりますが、和室は日本人が昔からもつ独特の文化もあります。洋風の華やかなイメージと違い、和室は地味なイメージがありますが、ちょっとしたポイントを押えるだけで和室もおしゃれな中に品がある空間へコーディネートすることが可能です。
和室がもつ独特の雰囲気や特性を活かしながら家具の配置をおさえて素敵な空間を楽しく作ってみてくださいね。